療養病床には、医療保険で入院できる医療型療養病床と、介護保険で入院できる介護型療養病床があります。
介護療養病床とは、医療的にはもう治療の必要がないのに、自宅などに戻るにはまだ不安が残るような状態の方に
リハビリなどを行い、在宅へ向けての療養を担うための施設です。
老健・特養よりも、医師・看護師をはじめ多くの医療スタッフが揃っているので、急病時の対応などが手厚く、安心できる施設といえるでしょう。
しかし、厚生労働省は2012年3月までに、この介護保険での介護療養病床を全廃にしてしまう決定をしました。
背景には、社会的入院(実質的には医療も看護も必要ないのに、引き受ける身内がいないなどの理由で長期入院している状態)
の高齢者が多く、このことが介護保険財政を大きく圧迫しているためです。
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