夜間の定期的な巡回や呼び出しなどに応じた、
居宅において、介護福祉士又は訪問介護員が行う入浴・排泄・食事などの
介護や日常生活上の世話をするサービスが
夜間対応型訪問介護です。
高齢者が要介護状態となった場合でも、可能な限り居宅において、
自立した日常生活を営むことができるよう、支援します。
単身者や高齢の夫婦にとっては心強いサービスです。
夜間の定期巡回による訪問の他に、ケアコール端末で通報し訪問してもらう随時訪問があります。
但し、訪問介護の報酬が、午前8時〜午後6時は通常料金であるのに対し、夜間・早朝は25%、
深夜は50%加算されるため、利用者の負担が1.25倍〜1.5倍に跳ね上がります。
このサービスを利用することにより、昼間のサービスを縮小せざるを得ない状況になる可能性があります。
また、ホームヘルパーも女性が多い中、夜間・深夜に及ぶ勤務は危険を伴い、
ローテーションをこなすだけの登録ヘルパーが不足していることも原因で、地域によっては十分に対応できていない状況のようです。
今後、療養病床の削減が進んで行く上で、在宅でのサービス、特に夜間の訪問を充実させることが課題となるでしょう。