2006年4月介護保険制度が改正されて以降、要介護認定に対する不服請求が急増しています。
従来要介護1だった人が要支援に変更されることなどにより、受けるサービス内容が大幅に異なるためです。
例えば、要介護1から要支援2に変更されるだけで、サービス利用限度額に約6万円の差が生じます。
これにより、従来受けていたサービスより時間や回数を削減したり、サービス内容を変更したりしなければなりません。
結果、認定と実態が合わないため、重い負担が掛かるお年寄が増えたのは事実です。
厚生労働省には実態に即した認定を行ってもらえるよう強く要望したいのですが、
改正後に十分な援助が受けられなくなったお年寄りにオススメしたいサービスがこの
有償ボランティアです。
買物や調理等、一般の家事援助が協会によっても違いますが、30分〜1時間の利用で約500円程度で利用できます。
ボランティアする人は、NPO法人に会費を納めて会員登録している方で、活動に対してポイントが貯まりますが、
利用料はすべて寄付し、将来自らが援助の必要性を感じた時、貯めたポイントでボランティアの利用ができるというシステムです。
介護保険を限度額いっぱいまで使って足りない人たちや、不十分な人たちの隙間を埋める形で利用されています。
時間にきっちりしている訪問ヘルパーとは違い、多少の時間オーバーもサービスしてもらえるなどの利点もあるようです。
詳しくは各協会のホームページ等でお調べください。
有償ボランティア制度で全国的に有名なNPO法人は、下記のようなところがあります。
>> NALC(ナルク) >> 日本ケアシステム協会〔全国まごころケアネット〕