認知症ケアの切り札として注目を浴びており、施設ではなく一般の小規模な住居において、少人数の共同生活を送るケア方式です。
認知症の高齢者が、落ち着いた家庭的な雰囲気の中で、
掃除・洗濯・炊事などの生活そのものをリハビリとしてスタッフと共同で行うことにより、
認知症の進行を緩和させ、より良い日常生活を送ることができるように支援する介護サービスです。
グループホームは認知症対応型共同生活介護として、
介護保険の地域密着型サービスに位置付けられています。
要介護認定1〜5を受けられている方は、介護保険の給付(自己負担額一割)
が受けられます。
2006年4月からの法改正により、グループホームの指定は都道府県から市町村に権限が移り、自治体の規制が
強まりました。そのため、市町村によっては財源が苦しく、グループホームの総量規制を行うところもあります。
都道府県により環境の違いがあるため、グループホームの充足率が異なり、市町村のよってまだまだ温度差がある
のが現状です。
また、特養などと比較すると設備面でのハードルが低いため、整備を怠る施設も多く、防火対策などが行き届いているかどうか
事前にしっかりと確認することも必要です。