
年齢と共に足腰の筋力が衰えてくるこたは否めません。私の父親も、視力が低下したのをきっかけに、歩くことが億劫になった結果、
ほんの数ヶ月で見る見る筋力が衰え、介助無しでは歩行することが困難なりました。
今ではすっかり車椅子中心の生活になりましたが、
介助する側の負担を軽減する意味でも、屋内外の移動手段として車椅子の存在は欠かせません。
車椅子の特性をしっかり把握して、有効的に活用しましょう。
車椅子の点検
- タイヤの空気圧が正常かチェックしましょう。
- タイヤにブレがなく、真っ直ぐ進むかチェックしましょう。
- ブレーキがしっかり利くかチェックしましょう。
- 身体にフィットしているか、接合部等に破損や亀裂がないかチェックしましょう。
車椅子走行上の注意点
- 介助者からは、前方(キャスターやフットレスト周辺)が死角になりやすいので、障害物や人の足にぶつけたりしないよう注意しましょう。
- 狭い通路やスペースを曲がる時に、内輪差が生じますので大回りするなどの注意が必要です。
- 使用者の手がタイヤに巻き込まれないよう注意しましょう。足もフットレストにしっかり乗っているか確認しましょう。
車椅子の操作を誤ると、大きな事故につながりかねません。屋内はもちろん、屋外でも段差や坂道など危険がいっぱいです。
一人で介助が困難な場合は、無理をせず必ず応援を依頼するなど心掛けましょう。
段差、坂道などに於ける車椅子介助
- 段差を上る場合
車椅子のキャスター(前輪)やフットレスト(足置き)が引っ掛かりやすく、衝撃がありますので、段差の高さに応じてキャスターを浮かせて進みましょう。
- 段差を降りる場合
キャスターから降ろすと前につんのめり危険です。後ろ向きになって後輪から下ろすようにしましょう。
- 急な坂の場合
急な坂の場合、上りで真っ直ぐに進むのが困難な場合は斜めにジグザグ走行しながら上りましょう。
下りは使用者が放り出されないよう後ろ向きにブレーキを掛けながらゆっくりと進みましょう。
◎参考動画 >>