独居の高齢者や高齢の夫婦にとってゴミ出しが大変な場合があります。
たとえば、エレベーターのない団地で高層階にお住まいの方や足腰が弱っている方、
寝たきりや障害をお持ちの方などにとっては、ゴミ出しすら大変な作業です。
そんなお年寄りの強い味方が、ゴミの持ち出し収集サービス「ふれあい収集」です。
市の環境局が行っている無料サービスで、利用できる対象者の条件は
- 独り暮らしのお年寄り
- 高齢者だけの世帯
- 障害のある方が居住されている家庭
などで、全てのゴミが対象になります。
自治体によっては粗大ゴミの収集は有料化されていますが、こちらも無料となります。
また、職員さんが回収の際に、安否確認の通報サービスも行ってくれるので、
孤独死などを事前に防ぐこともでき、とても有り難いサービスといえるでしょう。
他に、オムツ代の支給を行っている自治体もあるようです。
但し、市町村によっては内容や利用条件が異なりますので、
事前に管轄の生活環境課や地域包括支援センターに問い合わせしてみるのがよいでしょう。
自治体によっては、小学生たちがご近所のお年寄りの自宅を尋ね、
お年寄に声を掛けたりしながらゴミ出し収集を手伝う運動を行っているそうです。
このような地域ぐるみの支援活動が、今後の高齢化社会を担っていく大きな力となることでしょう。