介護と医療の両方を必要とする高齢者が利用する療養病床の施設です。
入所対象者としては、急性期の治療は一段落しており、病状が安定期にあるが、もうしばらく病院での療養が必要な要介護者などが該当します。
介護療養型医療施設は、医療法で定められている療養病床が有り、療養上の管理・看護・医学的管理の元、介護やリハビリ、日常生活の世話などを行います。長期的に医療サービスを受けることも可能で、介護職員を多く配置したり、病室や廊下を広くするなど入院患者の居住性に配慮しており、介護機能に重点を置いた医療施設といえるでしょう。
但し、平成18年度医療制度改革関連法案によると、2011年度(平成24年3月)を目処に介護療養型医療施設は廃止される模様です。38万床ある療養型病床は、15万床程度が医療型の療養病床に、23万床が居住系サービス(介護老人保健施設やケアハウス等)へ転換する見通しがなされています。