排泄介助

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排泄介助(尿)≪我が家の一日≫

我が家における排泄介助をご紹介いたします。

父は盲目のため、自力でトイレには行けません。
尿に関しては、日中は尿瓶に、就寝時および留守中は尿採りパッドと紙オムツを装着して対応しています。

2〜3時間に1回のペースが平均的ですが、水分を多く含んだ食物を摂ったりした場合は回数が増えます。特に酢の物を摂るとその傾向が顕著に現れます。

1回の尿量は当初平均して約150ccだったのですが、徐々に回数が増え、
現在では1回の平均が100cc程度です。

介助する側としては、回数を減らしてくれる方が有難いのですが、
本人にその旨を伝えると尿意があっても我慢することになり、
ストレスや膀胱炎の原因になりかねないので、要望通りにしています。

尿瓶を使用する際にはベッドに寝たままの状態で採取します。

私が歩行介助すればトイレで済ませることもできるのですが、
回数が多いので、介助する側もされる方もかなりの労力を要します。

本当は面倒でもトイレで済ませる方が良いのでしょうが、
長期に渡る介護生活を考えると負担の少ない方を選択する事が賢明だと思い、
尿瓶で採ることにしています。

尿瓶には50cc単位の目盛が付いており、
尿量を計測して本人に伝えるようにしています。
今では自分の尿量をピタリと言い当てるようになりました(笑)

パジャマのズボンを下ろして排泄しますが、
終わった後にズボンを上げて履かせる作業に手間が掛かります。

腰骨の辺りにパンツやパジャマのゴムがよじれた状態になっていると
不快感があるのでシワやよじれがないように履かせなければなりません。
半身になってもらって、右半分・左半分の2回に分けて行います。

この作業は介助する側にとって腰に負担が掛かります。
中腰の姿勢で時間が掛かり、一日に何度も行いますので
ボディーブローのように負担が蓄積していきます。

当初、介護ベッドは背上げ機能だけだったのですが、
途中から上下の高さが調節できる機能も追加しました。

それにより、排泄介助時は腰に負担が掛からないよう
ベッドの位置を高くして行うようにしました。

すると効果てきめん、腰の負担が軽くなり、腰痛がかなり改善されました。

採った尿はトイレへ流し、尿瓶を浴室でシャワーを使用して洗浄します。
週1回は専用のブラシで尿瓶の中をきれいに洗います。

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