ホームヘルパー2級とは、要介護認定を受けた介護が必要な高齢者や障害者の家庭を訪問して、
ケアプランに沿って、調理・洗濯・掃除・買い物など、日常生活全般の家事援助サービスや、
食事・排泄・入浴・着替え・体位変換などの身体介護サービスを提供します。
≪資格取得方法≫
厚生労働省が定めた「訪問介護員養成研修事業実施要綱2級課程」のカリキュラムに基づいた養成研修を修了すれば取得可能な資格で、試験はありません。
≪受講内容≫
研修科目の内訳は下記の132時間となっています。
- 講義60時間
- 実技42時間
- 実習30時間
≪業務内容≫
- 身体介護(食事・入浴・着替え・排泄・清拭・車椅子介助・通院介助等)
- 家事援助(調理・洗濯・買い物・掃除等)
- 家族との相談・精神的ケア等
24時間巡回型・・・おむつ交換・安否確認など最小限のサービス(1軒につき約30分程度滞在)
滞在型・・・日常生活全般の援助(1軒につき1〜3時間程滞在)
≪雇用形態≫
老人保健施設・養護老人ホーム等福祉施設の介護スタッフ、医療機関の院内ヘルパー、
在宅介護事業所・派遣会社等に登録し紹介を受ける登録ヘルパー等が一般的です。
ホームヘルパー2級の資格取得後は実務経験1年以上でホームヘルパー1級、
3年以上で介護福祉士、5年以上でケアマネジャーへとステップアップすることが可能です。
ホームヘルパー3級
家事援助だけ行うことができ、身体介護などの介護サービスができないので実用度が低いため、
この資格への需要はかなり少なく、3級の講習を実施する事業者や学校は殆どみかけません。
ホームヘルパー1級
資格を取得することで、所属の訪問介護事業所において、サービス提供責任者(主任ヘルパー)として、
利用者宅を訪問するホームヘルパーの育成指導、利用者とホームヘルパーとのコーディネート等の業務に携わることができるようになります。