ホームヘルパー1級の資格を取得することで、所属の訪問介護事業所において、
サービス提供責任者(主任ヘルパー)として、
利用者宅を訪問するホームヘルパーの育成指導、利用者とホームヘルパーとのコーディネート等の業務に携わることができるようになります。
≪資格取得方法≫
試験はなく、各地方自治体や民間の養成研修機関が主催している講座を受講すれば取得が可能です。
≪受講資格≫
2級ヘルパー課程修了者で、介護実務経験を1年以上、業務従事日数が180日を越える者が受講資格を得られます。
≪受講内容≫
研修科目は下記の計230時間となっています。
- 講義 84時間(社会福祉関連制度とサービス・介護方法と技術・チームケアとチームワーク等)
- 演習 62時間(ケアマネージメント技術・技術指導・介護技術向上・困難事例対応術等)
- 実習 84時間(痴呆性高齢者等処遇困難事例対応実習・デイサービスセンター実習・チーム運営方式業務実習・訪問看護同行訪問・在宅介護支援センター職員との同行訪問等)
≪業務内容≫
- 老人保健施設・特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・グループホーム・デイサービスセンター・療養型病床・身体障害者更生施設等での活躍が期待されます。
パートやアルバイトなどの非常勤ヘルパーは、派遣事業所などに登録して仕事を紹介してもらいます。
- 正社員などの常勤ヘルパーは、ヘルパーの派遣先やスケジュール管理を行うコーディネート業務や、24時間巡回型の仕事が中心となります。
- 看護婦や准看護婦、介護福祉士などの資格保持者がヘルパーとして勤務するときはホームヘルパー1級の資格に準ずるものとされます。
ホームヘルパー3級
家事援助だけ行うことができ、身体介護などの介護サービスができないので実用度が低いため、
この資格への需要はかなり少なく、3級の講習を実施する事業者や学校は殆どみかけません。
ホームヘルパー2級
要介護認定を受けた介護が必要な高齢者や障害者の家庭を訪問して、
ケアプランに沿って、調理・洗濯・掃除・買い物など、日常生活全般の家事援助サービスや、
食事・排泄・入浴・着替え・体位変換などの身体介護サービスを提供します。