今回も奇跡の復活を遂げた母は、本当に強い人だなと感心しました。
道に迷いながらも、散歩を日課にしていたことで、自然に体力を付けていたのでしょう。
やっぱり歩くことって大事ですよ。
歩かなくなったら急激に体力が衰え、そのまま寝たきり状態になってしまう可能性が高いと思います。
だから、できるだけ歩くことを心掛けるようにしてくださいね。
さて、元気に復活の兆しを見せてくれてとても嬉しいのですが、困った問題がひとつ。
主治医が退院してくれと言うのです。ご存知の3ヶ月ルール?です。
詳しくは知りませんが、入院して3ヶ月を経過すると、病院の収入となる医療費が一気に削減されるそうですね。
では、どうすればいいのか?と質問すると、ご自身で転院先を探すか、こちらから転院先を紹介させてもらうと。
どこを紹介して頂けるのか?と尋ねると、空き状況にもよるのでどこになるかは分からない。
かなり遠方になるケースも考えられます。とのこと。
噂には聞いていましたが、これは本当に辛い制度ですね。
そこで、介護施設も視野に入れ、入院前にデイサービスでお世話になっていた介護施設に相談することにしました。
すると、恐らく要介護度が上がっているはずなので、介護認定を申請するようにと言われ、それに従いました。
後日、訪問調査員さんが来られ、数十項目チェックしていきます。結果、最も重い要介護5と認定されました。
母は、日毎調子を取り戻し、食事もある程度は自分で食べれるようになって来ました。
ちょっとした会話ぐらいならこなせるほどにまで回復しています。
でも、私からすると、退院するには時期尚早、もうしばらく入院を継続させたい気持ちが強かったのです。
結局、このような形で強制退院させられるケースが当たり前のように行われているみたいですね。
もちろん、本当は入院する必要のないような方が、ズルズルと継続されているケースもあるので、
制度的には理に適っているとは思うのですが、反面、どうしようもなく困っている方が多いのも事実です。
政府は、しっかりその辺を整備しないと、数年後、充分な介護、及び医療を受けることができない、
多くの高齢者を抱えることになると実感しました。
そんな矢先、ついに病院側からついに強制?退院の勧告をされました。
もう、医療的な治療を施す必要がなくなったから、退院して欲しいと。
病院側からすれば最もな理由なのかも知れませんが、私は不安を抱きながら、介護施設への入所をお願いすることにしたのです。
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老健入所〜環境の変化には要注意です