日に日に母の容態が悪化します。口には酸素マスクが装着され、苦しそうな呼吸が続いています。
熱も39℃から下がる気配がなく、回復する兆しが見えません。
そんな中、主治医から連絡が入りました。話があるので来て欲しいとのこと。
嫌な感じでしたが、拒否するわけにもいきません。腹をくくって主治医のもとへ。
すると、まず誤診の謝罪がありました。と言うより言い訳?
あまりにも長い説明だったので、最後は言い訳にしか聞こえませんでした。
で、本題ですが、母はかなり厳しい状態で、容態がいつ急変してもおかしくない、
もしもの時は、薬の投与等で延命措置されますか?と言った内容でした。
何か死の宣告をされたような気分になり「私の一存では決めかねますので、家族と話し合ってからお返事させてもらいます。」
と答えて帰りました。
1%でも回復する望みがあるのなら、もちろん延命措置を施してもらいたい。
でも、既に手の施しようがない状態で、無理やり数時間・数分寿命を伸ばすような措置ならば、成り行きに任す方がいい。
それが家族の話し合った結論でした。但し、最善は尽くして欲しいと付け加えて。
病院には毎日顔を出していましたが、集中治療室なので、入室時間が限られており、
数分間しか母の側にいられません。自宅に居る時は、電話が鳴る度に、病院からではないかとビクビクしていたのを覚えています。
そんな調子なので、夜も眠りが浅く、心身共にハードな日が続きました。
父はショックのあまり、寝込みがちになり、緑内障が悪化し始めていました。
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奇跡の復活〜リハビリも順調に。管理栄養士さんに感謝!