
ついに24時間体制の介護に必要性を感じ、ケアマネージャーさんに入所の依頼をしました。
デイサービスでさえ、拒絶していた父が、入所するなんて考えられない話ですが、
そうも言ってられない状況にまで追い込まれてしまったのです。
父も覚悟を決めていました。しかし、施設は満室状態で、即入所ができないとのこと。
仕方なく近隣の施設もあたってもらいますが、ちょうど感染症が流行っている時期でしたので、
どこの施設も入所を見合わせているとのこと。これは大変です。
いつになるか分からない状態での空き待ちです。
厳冬が近付いてきており、一人で暖房の操作もできず、掛け布団も
ろくにかぶることができない父にとっては、大きな不安になったことでしょう。
そこで、ケアマネージャーさんは、提携先の病院へ一時的に入院できるよう手配してくれたのです。
ちょうど、母も入院している病院だったので、こちらも助かりますし、父も母の傍に行けるので喜んでいました。
すぐに準備をして翌日からお世話になることにしました。
最初に入ったのは、一般病棟の8人部屋です。介護施設ではないので、皆さん何かを患っていて、
こちらまで病気を患いそうな雰囲気でした。
初日は不安でしょうから、私が一日付いていろいろ世話をしていたのですが、
普段は看護師さんも人数が限られているので、充分なケアが期待できません。
きっと父はまたもめて、ストレスが溜まるんだろうなと思いました。
翌日顔を出すと、案の定私に怒りをぶちまけてきました。
病院もスタッフが多いので、当然人間関係を作ったり、自分のして欲しいことを全員に把握してもらうまでには
時間が掛かります。1ヶ月ぐらいは父にとって試練になるでしょう。
しかし文句ばっかり言ってられません。
入院させてもらっただけでもありがたいと思わなければ。一人寒い部屋で辛い思いをすることを考えれば、
空調が完備した院内はとても快適です。ここは父に頑張ってもらうしかありません。
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病院での生活〜人間関係作りに奮闘