理学療法士の資格試験を受けるには、養成校を卒業する必要があり、国家試験に合格することが必要です。
全国に200校ほどある養成校(大学・短大・専門学校など)において、
理学療法士になるための必要な知識や技術を3年以上で習得するよう定められています。
(大学は4年制、専門学校や短大は3年制)
養成校の中には夜間部を設けている学校もありますので、働きながら卒業することも可能です。
理学療法士の国家試験は、例年、年に1度、3月上旬に筆記試験を、3月中旬に口述及び実技試験を実施しています。
理学療法士国家試験の申込み期間は1月中の2週間程度になりますので、最新の日程を確認しておきましょう。
≪筆記問題≫
一般問題及び実地問題に区分して次の科目について行います。
- 一般問題
解剖学・生理学・運動学・病理学概論・臨床心理学・リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)・臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法
- 実地問題
運動学・臨床心理学・リハビリテーション医学・臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法
≪口述試験及び実技試験≫
点字試験受験者に対して、実地問題に代えて次の科目について行います。
-
運動学・臨床心理学・リハビリテーション医学・臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法
◎理学療法士国家試験に合格し、厚生労働省の理学療法士名簿に登録されると理学療法士免許が与えられます。