作業療法士になるためには、文部科学大臣の指定校または厚生労働大臣指定の作業療法士養成校において3年以上、
作業療法士になるための必要な知識や技能を修得するよう定められています。(大学は4年制、専門学校や短大は3年制)
養成校の中には夜間部を設けている学校もありますので、働きながら卒業することも可能です。
その後、作業療法士の国家試験に合格し、厚生労働大臣の作業療法士名簿に登録され免許を取得することになります。
作業療法士の国家試験は、例年、年に1度、3月上旬に筆記試験を、3月中旬に口述及び実技試験を実施しています。
作業療法士国家試験の申込み期間は1月中の2週間程度になりますので、最新の日程を確認しておきましょう。
≪筆記問題≫
一般問題及び実地問題に区分して次の科目について行います。
- 一般問題
解剖学・生理学・運動学・病理学概論・臨床心理学・リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)・臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
- 実地問題
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
≪口述試験及び実技試験≫
点字試験受験者に対して、実地問題に代えて次の科目について行います。
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運動学・臨床心理学・リハビリテーション医学・臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法